開催主旨

開催主旨

現在、沖縄県立芸術大学では県内外合わせて300名ほどの学生が、各美術分野について学んでいます。また、多くの沖縄県出身者が県外の芸術大学、美術大学でそれぞれ美術分野を学んでいます。沖縄で美術を学ぶ学生は、他の美術大学で美術を学んでいる学生の現状を知る機会が少ないと思います。特に、県内出身の学生はより県外の現状を知るきっかけが少ないように思います。本展の交流を通して、これら同世代の学生がそれぞれの場で美術を学んでいる現状を知る事は、県内の参加者や来場者の視野を広げるとともに、県内外の学生双方の良い刺激となり、沖縄美術界の活性化に繋がっていくと思います。また、私たちはいずれ大学を卒業し、社会に出ます。各個人が社会においてどのように活動していくか、美術が社会でどのような機能を果たすか、という問題を共有することで、各個人の美術に対する考え方を広げ、卒業後の活路を見出すきっかけになると思います。
 このような事から、沖縄で美術を学ぶ学生、県外で美術を学ぶ県出身者の学生から公募して開催致します。